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ミキの発酵物語


みなさんはミキという発酵食品をご存知ですか? 奄美大島に伝わる、お粥とサツマイモのすりおろしを乳酸菌で発酵させる、 お米のヨーグルトのようなものです。古くから巫女さん・シャーマンによって造られ、奉納されるの で、お神酒(おみき)からその名前の由来が来ていると言われています。

お酒の場合、お米を麹菌・乳酸菌・酵母菌による発酵サイクルが進むとお酒になりますが、ミキ の場合は、お米をほとんど乳酸菌が食べます。そして酸を産み出し、ph値が酸性になることで、 保存性を高めます。これはお漬物など、乳酸発酵食品の基本的な原理です。 ph4.2以下になるとさらに保存性は高まります。 最近は、感染症の猛威で社会全体が、ウィルスや感染者を排除することに躍起になっています が、ウィルスや病原菌など外からナニカが自分に侵入しても、自分の持つ抗体で外敵に負けない 体を作ることが最適解のように思えます。

乳酸菌のありがたいはたらきとして、腸で免疫細胞を作る助けをしてくれます。 ですので、普段から乳酸菌と意識的に良いお付き合いをする事が、抗体活動の一つとして大切 だと思います。

では、どのように乳酸菌とお付き合いをしていくか。 この連載では、乳酸菌との付き合い方を提案したいと思います。

僕の地元の星、サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」になぞらえたものにしました。 「心から好きだよ、ミキ!抱きしめたい」という気持ちを大事にしようと思います。

人も菌もこの世界に生きる同じ生き物です。「人類みな菌類」とは、パラダイスアレイの淳平君の 金言です。菌言かな。菌を一方的に都合よく利用したりすると、上手な発酵はできません。 発酵とは、物質的にも精神的にも、良い変化が起きている現象です。 人と人が美しく愛し合う事が、この世の最上の価値のように、 人と菌が美しく愛し合う事が、発酵における最上の価値を持つのではないかと思うのです。

そのために僕がお勧めしているのは、発酵の保存容器に顔を書き、名前をつける事。

集合的無意識の精神世界から、私たちは一時独立して、この世に生まれ、自我を持ちます。 名前を失うと、自我を失ってしまいます。発酵した命に、名前をつけ、ともに生きていく。それだけで、その想いは美しい。

とはいえ、たまには謎の発酵世界が生まれてしまうこともあります。

私たちもこの世界の造物主も、完璧では無い気がしていて、 何度もトライ&エラー、破壊と創造を繰り返していきます。

自分の望まない発酵世界が醸されたら、思い切って土に還してあげることも大事です。 私たちもいずれ土に還るのですから。

もう一つ、菌と人とが愛し合うためにおすすめしているのは、リビングで育ててあげること。 つい、納戸や床下収納などへ、しまわれがちな発酵ものたち。

でも、どの家もリビングはみんなが集まる気のいい空間です。そこに世界が存在したら、気分が いいはずです。それに、リビングにいれば、すぐに声をかけられたり、良い音楽を共に聴くことも できます。美味しい発酵食品を造るのに、ネグレクトではいけません。愛を伝える事が大事です。

最近の弊社の発酵ものたちは、ego-wrappin'の「水中の光」という曲を何回も聴かされています。 高らかに「愛している」という音波を受けたコたちは、優しく育っている気がします。聴かされすぎ てウンザリしてるかもしれませんが笑

さて、今回のおさらいは、 乳酸菌と免疫力、お米のヨーグルト・ミキ、人と菌との愛 でした。

今回はスピリチュアルな話に振れましたが、次回はミキのレシピなど 実用的なものを紹介していこうと思います。

ミキの発酵物語 第2回

奄美に伝わる、伝統乳酸菌食品ミキ。 今回は基本的な造り方をまず学びます。 下記画像に右側、ミキの部分を参照。

ミキの発酵物語 第3回

今回は、ミキとマンコと乳酸菌です。いきなりぶっ飛んだ話題からいきますよ。 マンコというのも直接的すぎてちょっと野暮ですね。別名も色々ありまして、女陰(ほと)、赤貝、赤 門、奥の院、おまんたん、おめこ、毛饅(頭)、紅満、肉壺、如来、観音、秘花、ボックス、饅頭、蜜 壺、やち、などと盛り沢山。

女性器について辞書を引いたのは中学生以来です。笑 如来、観音様、奥の院などが、とても神々しい感じなので、 今回は観音様と呼びましょうか。

では気を取り直しまして。

お母さんの胎内は無菌状態だと言われています。 赤ちゃんは誕生時、お母さんの観音様を通る際に、お母さんから乳酸菌をいただきます。その 後、お母さんとのふれあい、授乳の時などにも、お母さんの常在菌をもらいます。 人間の赤ちゃんは、他の生物に比べてとりわけ未熟な状態で生まれます。 当然、抵抗力も弱い、か細い存在です。 生まれた赤ちゃんを、2ヶ月は外に出さないように勧めるお医者さんもいました。 そんなか弱い赤ちゃんに免疫力を与えてくれるのが乳酸菌です。 特に、母乳でしか育たない乳酸菌が、天然の抗生物質を産出します。 ヒト・母乳由来の乳酸菌・ロイテリ菌という名前で各種サプリメント類も販売されているので、調べ てみてくださいね。

赤ちゃんて、たまらなくいい匂いしますよね。 甘酸っぱい匂いがします。あの匂いは人を笑顔にする力がありますね。

それも乳酸菌由来なのです。

体の内側はもちろん、外側、肌にも乳酸菌は常在していて、年齢を重ねるごとにその数は減って いきます。 乳酸菌は、その酸の力で病原菌の類をやっつけるバリアのような働きをしたり、肌をスベスベに する働きをします。

弱酸性ビオレなどと言うように、人の肌はph5くらいの弱酸性だと健康的です。 そして、観音様は肌よりももっと酸性の、ph4ぐらいが適度とされています。

観音様の酸度が弱まると、膣カンジタが発症したり、悪臭がするので、観音様のおわす環境とい うのはとても重要です。

観音様をアルカリ性の石鹸で洗いすぎたり、タンポンなどに経血がたまりすぎると、酸度が弱まっ てしまいます。ご自分の、パートナーの膣内フローラを意識しましょう。 できたら、観音乳酸菌に感謝の念を送ると良いでしょう。 僕も、機会があれば観音様と乳酸菌に感謝の念を伝え、拝んでみようと思います。

産婦人科医によっては、飲むタイプの乳酸菌錠剤を膣内にいれることを勧める先生もいるよう に、観音フローラが乱れている時は、外から乳酸菌を加えることも有効です。 そこでおすすめなのが、ミキです。

やっと表題のテーマにたどり着きました。

ミキを腸内だけでなく、肌にもつけてみましょう。 お風呂に入れても良いし、おしぼりに含ませたり、水で薄めた上澄みをスプレーしても良いと思い ます。

パートナーとの睦み合いの時、ミキをベッドサイドに置いておくのもおすすめです。 口に含んでから、パートナーさんの全身に乳酸キッスをしてあげると、 健康的な性生活が営めるかもしれませんね。

最後にレシピ紹介を。 台湾ではポピュラーな白キクラゲジュース。キクラゲを煮込んでから冷まして、トロトロのその ジュースは、質感がローションそっくり。 乾物の白キクラゲを水で戻して石突きを取ってから、普通の鍋でじっくり3時間、 圧力鍋で30分ほど煮込んでから、ザルで濾すとローションが出来上がります。

そこにミキと蜂蜜を加えると、美味しい乳酸白キクラゲジュースが出来上がります。

これをベッドサイドに置いてから、愛する人と素敵な時間をお過ごしください。 人と菌とが織りなす愛の物語。

●参照

ミキ活用レシピ

・豆乳ヨーグルト 顔を描ける容器に、豆乳500gにミキを1スプーン入れてよく混ぜます。 夏なら冷蔵庫で、冬なら室温でプルプルに固まるまで、あまり動かさずに静置して、 発酵を待ちます。固まったら出来上がり。

・豆乳ヨーグルトのビーガンマヨネーズ 豆乳ヨーグルトをキッチンペーパーをかませたザルで水分を2時間くらい切ります。

水分を切った豆乳ヨーグルト 50g 良い油 30g 塩(塩麹も良。加減は少しずつ)2g 砂糖 5g

材料を全てボウルに入れ、よくかき混ぜて出来上がり。

・ミキアイス

ミキ30g 米油50g(ココナッツオイルなど、油で色んな風味づけができます) 蜂蜜75g柑橘のかわのすり下ろし 少量豆乳ヨーグルト180g

材料全てをミキサーで混ぜてから、冷凍庫に入れます。 2時間くらいして、半分凍ってきたら、よく空気を含ませるように撹拌します。 固まったら出来上がり。

バナナなど果実を混ぜても美味しいです。 色々とアレンジして、心とお腹に乳酸菌を。

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ご挨拶。

一般社団法人 日本発酵生活協会 代表理事の鈴木大輝と申します。 この世界に生きるすべての生き物が、 心地よく健やかに生きていけるように、 命の変化という発酵ゴトを、 みなさまと共有していきたいと思っております。 今後ともよろしくお願いいたします。

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